大河ドラマ【青天を衝く】建築考証・三浦正幸先生に学ぶマチコの知らない広島のセッション様式建築物

『青天を衝け』もあと残すところ6回ほどとなってしまいました。毎年大河ドラマにハマっているマチコはこの時期になると一末のさみしさを感じずにはいられません。

去年の今頃は光秀があーー。信長ひどいよ。そんな。。。というハラハラドキドキの時期だったと思います。


渋沢栄一も晩年まだ大活躍した人物なので、その活躍も見たいと思っていましたが、三浦先生曰く、“江戸時代を長くやり過ぎたので後半の人生が随分と端折って作られてしまった”と嘆いていらっしゃいました。


うーんそこは残念!!

しかし最後までしっかりと見ていきたいと思います。宮崎弥太郎との対決はどうなるのか。銀行はどうなっていくのか。家族思いのおちよさんは。。。どんなラストが待っているのか。。。大河ドラマって本当に好き!!


とはいえ来年の『鎌倉殿の13人』も実は超楽しみ!!ワクワクです。だって真田丸を作った三谷幸喜氏の脚本ですよ。面白くならないはずがないではないですか!(やこしいわ)


三浦先生は引き続き大河ドラマの建築考証をご担当されますので、私のブログも引き続き、このペース続けていきたいと思います。楽しみにされているかどうか分かりませんが、是非お楽しみに♪

楕円形のドームは円形ドームに比して難易度マックス!

前回は”金ちゃん”こと辰野金吾建築の東京駅についてのブログでした。


さて今回は広島ドームという名前で全国に知られている建物について。本当の名前は【広島県産業奨励館】でした。恥ずかしながらマチコ初めて聞きました。


こちらは“セセッション様式”と言って、オーストリアはウイーンの新しい建築でした。

チェコ人のヤン氏が設計。しかしこの”ヤンちゃん”なんと図面が描けない人であったため、広島県の技師が描いたものだそうです。


しかーし、三浦先生はこの建物のこと“世界最弱の建物”と表現されました。


東京駅が世界最強にして、デザインが50年もの時代遅れだったのに対し、こちらは世界最先端のデザインだったが、建物の強度が悲しいかな最弱だったのです。


何故どこが最弱だったのか。。。


まず図をご覧いただくと分かる通り、窓ばかりで壁が極端に少ない。

しかもその壁もペラペラで25㎝。30㎝定規より短い厚みです。





普通レンガ造りだとバットレス(さすがに何回も出て来てマチコも覚えたよ)がつきものなのにそれも無い!


加えまして2階と3階が吹き抜け。床が無い分弱いですよね。さすがに素人でも分かります。


こりに凝った建築物でしたが、原爆投下によりそのほとんどが焼け落ちてしまいました。三浦先生は広島大学の名誉教授でいらっしゃるだけに、広島について語られるときはいつもより情熱的な気がします。といっても先生は感情が表に出ないタイプです。いつも淡々と講義を進められるのですが、時折ヌっと熱いところが顔を出します。そういうところ人として魅力的ですよね。三浦先生ファン!


(※ほとんど距離的に爆心地から同距離にあった日本銀行広島支店は3階が焼けたのみで持ちこたえました。詳しくは前々回のブログ『マチコの知らない銀行建築』をご参照下さい。)


日本銀行広島支店はビクともしなかった。。。


三浦先生は原爆ドームを保存する会の責任者になっていらっしゃるとのこと。しかしこの原爆ドームは100年以内には消滅するとお考えです。その理由としてはレンガの質が悪く、生焼けのレンガのため、非常にもろく弱いそうです。素焼きの植木鉢より弱いとのこと。それはとても残念に思いました。


私も中学校の修学旅行で行ったっきりで、記憶も薄れていますが、広島県の人にとっても日本人全体にとっても忘れてはいけない大切な建物です。


そんな風に頭の中で考えていると、先生が続けて次の様に淡々と語られました。


原爆ドームだけで世界平和を謳うには無理があり、その考え方は変えた方がいい。多くの人が原爆で亡くなったことにフォーカスした方が絶対いいと思っているし、それを広島県にも伝えている。


という話でした。


影響力のある人が専門的な知識を持って、あらゆることに関して、より良くしていくためにこうして前向きに発言されることは、とても意味のあることだとその時強く思いました。


そう思うと影響力を持つような人になることは素晴らしいことですね。


マチコ今回まじめでゴメン。


影響力を特に何も持っていないマチコですが、愛猫には持ってる。。と思います。。。いや持ってないか。。。


次回も是非お楽しみに♪

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