葡萄
6月から9月に月1で北の葡萄畑を訪れる機会を持てた。 若々しい緑の小粒が成長する過程を観察。夏の暑い太陽を浴び、朝夕の涼しい風に吹かれ、 バラ、オリーブ、花梨などの木々に囲まれながら育っている、たわわな房は、糖分が高まりその収穫を待つ。もうすぐ、その作業が夜明け前から始まる。
メロン
ポルトガルのメロン一番人気は ラグビーボールみたい、果肉は白っぽくて中心近くが橙色、少しシャキシャキ感、 ナイフを入れ交互にずらしてフォークで食べる。見た目よりずっと甘い。1個で大人6~8人分の大きさで日本円で約400円。八百屋のフェルナンド氏に選んでもらうとまず間違い...
夏の風物菓子
ふっくらの揚げパン、黄身にどっさり砂糖を入れ煮つめたクリームがたっぷり挟んであり、全体に砂糖がまぶしてある。食べると口も手もベタベタになる、そしてカロリーの高さに食べた後に来る後悔と遅すぎる反省... なぜかベルリンの焼き菓子と名乗る。 夏の海での定番でもある。
大西洋
北と東はスペイン国境、西と南が太平洋に面し約950kmの海岸線を持つポルトガル。 夏でも水温が低いので泳ぐ人は稀、浜辺で肌をこんがり焼き上げる為に海に行く。 海の色は日によって、時間帯によって変化、ターコイズブルーの時もあれば、ハっとするような群青のグラデーションも目に染みる。
イワシ
「今年もそろそろ太って来た頃だから食べに行こう」と、イワシを愛するポルトガル人達。一人平均5~6尾は軽くいき、サラダと茹でたポテトが付け合わせの定番。 「もうイワシを食べたか?」と合言葉が行き交う夏。 最近はイワシグッズも出現、クッションやイワシ缶をプリントした布地まである。
準備万端
ポルトガルはグループB、モロッコ、イラン、そしてスペイン…。 2年前ユーロ2016年パリ大会、ポルトガル選抜は初優勝!しかも決勝はフランス選抜とだった。ユニフォームやボールがスーパーマーケットに並び応援体制。 ポルトガルと日本を応援するぞ!(日の丸はリスボンの国旗屋で特注)
ジャカランダ
初夏に木の葉が落ち、紫色の花を咲かせる。今年は開花が遅かったが、リスボアの街路、公園や広場に美しい紫が生える。ブラジルから来たこの木は、原住民がヤカランダ‘芯が丈夫で匂いが強い’という意。花の蜜が多いので、この木の下を歩くと靴底がペッタペッタと吸い付くような音がする。
カタツムリあります※苦手な方はご注意下さい...
街の食堂にHa Caracoisの張り紙を見ると思わずニヤリ。日の長い季節に入った知らせでもある。小指の先ほどのカタツムリを白ワインとニンニクで煮たもの。ワインにもビールにも合う、もう止まらないのである。
渡し船
リスボンを流れるテージョ川の幅は結構広い、渡し舟は朝夕には約10分おきに出航、年に1~2回は嵐かストで数時間だけ動かないことがある。 霧で対岸が見えない朝、行き交う舟はお互いに汽笛を鳴らす。 ベッドの中で遠くに汽笛の音を聞くと、今日は霧が濃いんだなあ思う。カモメたちも付いて来る。
B級グルメ
ビーファナとは煮豚のサンドイッチ、味付けはニンニクと塩のみ(多分)、それをパンに挟むだけ。立ち食いが基本、好みで甘めのマスタードを思いっきり付けてガブリッ。口の周りはテカテカ、手についたマスタードもついでに舐め、もう一個行こうかなと…ポルトガルの愛するB級グルメ。